KARAWARIの誕生
子供の頃を思い出してみてください。おままごとにヒーローごっこ、私たちはそうやって自由に表現することで、言葉や振る舞い、人間関係を学び成長してきました。ところが、どうでしょう。大人になるにつれて、「こうあるべき」と自分で決めつけ、決めつけられ、息苦しさを感じていませんか? 「私はこうだから」「これが正しい」と自分の殻に閉じこもっていないで、もっと色んな自分を自由に演じ楽しんでいいのです。
「演じる」とは偽りではなく、日々のあらゆるシーンを舞台と捉え、 自分の理想や相手から必要とされている自分を即興的に表現できるようになるということ。そうすれば、新たな発想が生まれたり、思ってもみなかった成果が得られたり、仕事も人生もどんどん創造的に楽しくなっていくのです。
世の中を上手く生きられずにもがいていたコギャル時代、私はこの「演じる」体験を通して自分の殻を割り、それまでの考え方や自分自身に対する見方が大きく変わりました。そこから、人生が激変しました。心から働くことを楽しみ、誰も思いつかないような発想と行動力で、車内販売員として自分でも驚くほどの成果をあげることができたのです。
そこから、ヒントを得て「演じる」ことを研修に取り入れてみました。するとどうでしょう。人前で話すのが苦手なTさんも堂々と人前でプレゼンができるようになりました。しかも、コンテストで最優秀賞をとるほどの。また、強力なリーダーシップを持っていると思われたSさんも、自分の強引さや周りの人への気配りが足りなかったことを反省し、チームメンバーへの感謝と敬意をもって接することができるようになりました。・・・などなど、多くの人が知識習得型の研修では得られない大切なこと学んでいることに気づいたのです。
そこから、KARAWARIとして様々な研修カリキュラムに組み込み、効果を上げています。
どんなことを学ぶのか?
こんな悩みはありませんか?
- コミュニケーションがうまく取れない
- お客様と関係づくりが苦手
- 目配り、気配り、心配りがもっとできたらいいのに
でも、こういった人との関わり方とか、場に応じた振る舞い方など、感覚的なことを教えるのって難しいですよね~。
特に、自分は感覚的にやってきたことなのに、それをうまく人に教えられないって悩んでいる人も多いようです。
逆に、「気配りが大事だよと言われ、頭では分かっているけど、どう動いたらいいかわからない。または、自分では気配りしているつもりだけど、なかなか相手に伝わらない。といった悩みもあるのではないでしょうか?
このように、教えるのが難しい感覚的なことを学び、頭で理解するだけでなく動けるようになるのが、KARAWARIなのです。
また、日常でこんな場面ありませんか?
- 売ることに消極的になり、なかなか「買って」が言えない
- 逆に「買って」しか言わず、お客様に引かれてしまう
- お客さまと会話が続かない
- 断られると極度に落ち込んでしまう
- 売れるお客さまにしか声を掛けない
- なかなかお客さまに覚えてもらえない営業
- お客さまのサインに気づかない
- お客さまへの声掛け、営業トークがワンパターンで売れない
- 営業が仕組み化されていて面白みに欠ける
- マニュアルを超えてお客さまのために行動できない
- 新たな発想が生まれにくい
- 前例がないこと、誰もやっていないことには挑戦しない
- いろんなしがらみから抜け出せない
こういった日常の行き詰まりって、本当に多いですよね。そして、それに気づいていて、「なんとか一歩踏みだしたい!」そう思っている人も多いのではないでしょうか?
今の時代、世界中のたくさんの人といとも簡単に繋がれるようになりました。そして、世界中どこに居ても仕事ができ、AIやロボットの進化によって、これまで人の手で苦労してやっていたことが、うんと楽にできるようになりました。
時代は大きく変わり、私たちの「これまでの常識」「成功体験」は、もう通用しなくなってきています。だからこそ、より変化や多様性に対応できる柔軟な思考と道を切り開く行動力が、今、私たちに求められているのです。
「自分はこうだ」「ウチの会社はこうだ」という固定概念を捨て、今すぐ、勇気をもって新たな一歩を踏み出す!そのための、KARAWARIなのです。
そのために、「殻を割る」体験を通して、次のことを学んでいきます。
- 相手を信じ、自分を表現すること
- どこでも誰とでも即興でアンサンブルをつくること
- 変化や多様性に対応できる柔軟な思考と行動力を養うこと
- 仕事を通して人に喜ばれることに働きがいを感じること
人と組織の殻を割る
6つの学び
KARAWARIにはどんな学びにも共通する5つのルールがあります。まずは、そのルールを覚えて実践してみましょう。
【KARAWARI 5か条】
- 楽しむ
- 考えない
- 身体を使って感じる
- 相手を信じる
- 失敗を恐れない
【KARAWARI-6つの学び】
1.どんな商品だって楽しみながら売る
売ることに拘り過ぎている“自分の殻”や“行き詰まり”に気づき、仕事の本質をあらためて理解することで、もっと楽のしみながら商品が売れるようになっていきます。
POINT
- 売ることは悪いことではない。人に喜ばれる素晴らしい仕事だと気づく
- 売ることに対する凝り固まった思考や自分の囚われに気づく
- 売れないものをどうやってうるか(商品力や値引きに頼らない売り方)
- あの手この手で工夫する
- 売ることに対する新たな価値観を取入れる
2.一瞬にして相手を惹きつける雑談接客
お客さまへの声掛け、アプローチの苦手意識を克服し、雑談力でお客さまと一歩踏み込んだ関係性を築けるようになっていきます。
POINT
- 表現力やコミュニケーション力が磨かれる
- 発想力と会話の展開力が身につく
- 短い雑談でお客さまの記憶に残る接客ができる
- お客さまへの声掛け、アプローチがうまくなる
- 言葉ひとつ、表現だけでホスピタリティの高い接客ができる
3.自分も相手もワクワクする発想力
自分も相手もワクワクする展開をいかに創れるか。「常識」や「いつもの思考」から飛び出して、相手と創造的なシーンを創りだします。ワークを通してお互いの信頼関係が築き上げられ、会話や会議ミーティングが今よりもっと創造的になります。
POINT
- 思考に囚われて思うように動けない自分に気づく
- Yes,and(いいね!そして…)の発想を身につける
- 失敗を恐れないこと、相手を信じることを学ぶ
- 相手を受け入れることを学ぶ
- くだらないアイディアにこそ新たな可能性があることに気づく
4.場面に応じて即興で動く
相手やその場の状況に応じて、瞬時に、創造的に、相手の為に動けるようになります。失敗を恐れず、考え込まず、どんどん動きます。
POINT
- 思考に囚われて動けない自分の“殻”に気づく
- 「その瞬間どう動く?」という課題に即興で動ける
- 相手の為に行動するとはどういうことか、感覚的に身につく
- 相手を感じ、相手を受け入れることを学ぶ
- 失敗もOKの世界を知り、失敗を恐れない
- 失敗したと思ったら、次どうするの?の発想をもつ
- 発想力、展開力、創造力が身につく
5.空間を読んで自分から空気を創る
相手やその場面に応じてどう動くか?場の空気に合わせて動くことも、その場の空気を主体的に動かすことも、場の空気を自在に操ることができれば、もっと仕事が創造的になります。
POINT
- 空気が読めていない自分や、空気を読みすぎて動けなくなっている自分に気づく
- 何もない空間で、自分の言葉と表現力だけでワクワクする空間を創る
- 周りの人とどのように関わり、働きかけ、空間を創るかを学ぶ
- 組織を”アンサンブル”(共演者集団)と捉える感覚をもつ
- お客さまの状況や気持ちを察する力が身につく
- 自分の動きひとつで、お店を売れる空間に変えることができる
- 新たな視点や感覚が身につき、”気づける人”になる
- ”変化を創れる人”になる
6.自分の殻を割ってイキイキと働く
自分の限界を知り、勇気をもって限界を超える。すると「自分はこうだ」と決めつけている自分の殻が割れ、新たな自分に気づきます。自分でも気づかなかった魅力に気づき、新たな世界に一歩踏み込みます。
POINT
- 自分の殻を割って演じる
- 殻に閉じこもった自分に気づく
- 表現力が豊かになるり、場面や相手に応じて色んな自分を表現する
- 自分の気持ちや考えが相手に伝わるようになる
- 人間関係が良くなる
KARAWARIの学び方
4つのステップ
Step1 自分の限界を超える「火事場の馬鹿力!を発揮する」
- 自ら学び、成長することを誓う
- 苦手なこと、できないこと、未知のことに挑戦する
- 逃げられない状況で、勇気をもって一歩踏み出す
Step2 自分と向き合い、自分の殻に気づく
- 素直に、客観的に、自分を観る
- できない自分も受け容れる
- 失敗もOK
Step3 表現力・即興力・創造力をトレーニングする
- 本来持っている「感覚」「感性」に気づく
- 感情を表現する
- 臨機応変さ、頭の回転、柔軟さが養われる
- 「今ここに存在する」という感覚をもつ
- 集中力、緊張に耐える力が養われる
- 主体性が身につく
Step4 新たな可能性に気づく
- 視野の広がり
- 新たな発想
- 関係性の変化
- 働く喜び
- 人間力の高い組織が出来上がる
KARAWARIで
得られるもの・効果
- 全員が主役でイキイキと働く職場
- 人間関係がよくなる
- 人間力の高い人財が育つ
- 不安や恐れが無くな
- ホスピタリティの高い接客ができる
- お客さまが絶えないお店ができる
- 楽しく売上があがり続ける
- 安定して高い成果が得られる
- 新たな発想、独自性が生まれる
研修カリキュラム
カリキュラムは毎回オーダーメイドで作成しております。
- 最適人数:10~20名
- 時間:1日6時間・半日3時間
〈カリキュラム例(1日コース)〉
AM | ・研修目的、ゴールの確認 ・講義 ・ワーク「自分の殻に気づく」 |
PM | ・ワーク「表現力・即興で学ぶ」 ・ワーク「新たな可能性に気づく」 ・まとめ、自分への決意 |
受講者の皆さまの声
KARAWARIのオープンセミナーを受講された方々の感想をご紹介します。
T様(商社/管理職)
「人生の主役、常に本番、台本は無し!」KARAWARIの五か条を胸に、より楽しく充実した人生を過ごせるよう、頑張りたいと思います。アンサンブル、誰もがリーダー、メンバーであり”個の力”を信じ、任せることを実践したいと思います。
Y様(商社/マネージャー)
・「人を信じる」を感覚で学ぶことは、はじめてでした。・チームのことばかり考えていましたが、アンサンブルという発想はなかったので、新鮮でした。・感情を出して表現することを意識して、仕事に取り組んでみようと思えました。・味わったことのない感覚(とても気持ちのいい感覚)は、新らしい自分と出会えました。・自分の感情を抑え込んでしまうことが多いので、感情も少しずつ表現しながら、場のムードを作っていけるようにチャレンジしていきます!・「相手を喜ばす」を、もっと多方面から見て感じられるようにアンテナを張っていきます。
N様(歯科助手)
人前で話すのが苦手で、自分にはできないという思い込みもありました。今回セミナーに参加させていただいて、まだまだ訓練は必要ですが、殻を割る一歩を踏み出せた気がします。 ・普段の職場でも、考えすぎて発言できないことがあったりするので、考えないでポンっと表現していきたいです。・患者さんが今何を求めているのか、しっかりと向き合って寄り添って接していきたいとおもいます。
H様(販売スタッフ)
・心からありがとうのお話・できないと思っていた事が自分の気持ちや、強い気持ち次第ということ・相手のをことを考える、信じる・相手のことを信じる。というのが、店長とゲームをしたりしてコミュニケーションをとり、信頼を深めていきたいです。・接客面でもお客様が喜ばれるよう、考え、見ていきたいです。
U 様(販売スタッフ)
・殻を破るワークや、表現力などを実際に体験して感覚をつかめることがとても貴重な体験でした。・中々日常で演じるという事が出来なかったので、ワークの中で自分を出せるのはすっきりしました‼・STAFFがカラをやぶってワクワク働けるワークが色々あったのでやってみようと思います。
O様(サービス業)
・自分らしくいることの大切さを感じた。・場を読みすぎて動けない、大人だから、業界がどうだから…ではなく、自分と向き合って自分の感じていることをよく感じる。・相手がどう思っているかをよく感じる。・本気ですること!・基本的なマニュアルは大切だが、その上でその人らしく、対応することが(笑顔でそつなくこなすことだけが良いことではなく)お客様に寄り添った対応ができると感じた。・この人がいなければ…ではなく、どのシフトであっても、自社の考えるおもてなしや質の良いサービスがお客様にご提供できるようにと考えて、全体のレベルアップを目指していきます。・言葉で伝えるだけでなく、気持ちが伝わるように伝えていきたい。(体験してもらいたい)
K様(メーカー/営業)
アンサンブルという言葉にグッときました。チームには、リーダーがいますが、アンサンブルには、いません。誰かがリードして、その次にまた別の誰かがリードする。そういう関係を社内でも創れればいいですね。
K様(サービスステーション/接客スタッフ)
自分は、こんなにも分厚い殻にこもっているということに気づけた。自分の気持ちにもっと素直になれたら良いと思う。セミナーを終えて、人と人との心、思いやりが大切だということを感じた。失敗もOK!恥ずかしがらず、仲間を信じようと思う。
T様(自動車販売/エリアマネージャー)
殻があること、破る必要性、感情を表現すること、相手を認めること、空間意識について改めて取り組むことの大切さに気付いた。この学びは、会社の雰囲気、思考性の変革に役立つとともに、私個人の人生についても方向転換のもとになった。
T様(メーカー/営業)
・殻は自分で勝手につくっている・商品を売るのに説明だけになっていて感情や心がないと気づいた・自分と向き合う良い機会になった。まずは一歩踏み込んで行動してみる。
A様(自動車ディーラー/営業)
売ること(提案すること)は悪いことではない。発想力、展開力と使って空気をつくりだすことを学んだ。少しではありますが、「KARA」にひびを入れることができたかなと思いました。自分も相手もワクワクさせたいです。自分にも厚い「KARA」があったんだと気づかされました。これからは、商品も自分も気に入ってもらえるようにしたいです。
N様(IT関連/営業)
初めは、演技表現などの言葉を聞いただけで、少なからず憂鬱な気持ちがありました。セミナーを通していく中で、緊張が解けていきできることが増えていく一方で、殻により動けない自分に気づくことが出来ました。純な心で生活したいと思います。セミナーを終えて、笑顔になれました。立派に振舞わなければいけないという固定観念を捨てていきたいと思います。
H様(会計事務所/スタッフ)
予想以上に殻があるなと感じました。意識しなければ無くせないのだと思いました。殻を割っていくことは簡単ではなさそうですが、イエス・アンドの考え方で否定せず、思ったことをやってみようと思います。空気をつくる、変えるという意識を持って、思い切って行動しようと思います。
Y様(会計事務所/マネージャー)
自分の思考が自分の限界を決めるということに気づきました。今回のワークを通して、自分を見つめるきっかけとなった気がします。仕事は、自分のためだけでなく、関わる人すべての幸せの実現のためにある。「会社」に囚われていると自分の発想力に限界が生じるので、「自分」をしっかり持っていたいと感じました。
Y様(会計事務所/マネージャー)
「演じることは、だますことではないよ」ということを実感しました。そして、意外に思い切れば演じられると気づきました。これからの人生に「演じてみる」ということを加えたい。また、新しいチャレンジの芽を既存のカラで押さえつけない人になりたいです。
A様(土木建設/役員)
本当は動けるのに、色々な思考等で動けない自分がハッキリしました。演じることで、相手を引き込むことで出来る楽しさを感じました。
U様(土木建設/幹部)
カラワリ!?はて?とずっと思っていた。カラワリ…なるほどって思いました。思考→発想の限界値を決めてはいけないと気づきました。
Y様(自動車整備/社長)
演じるということを、今まで意識していなかったが、社員を家族の様にキャラ設定をして、父親役を演じたいと思いました。自分にカラが有るとはあまり思っていなかったが、「カラが有る」と考えて、「カラを割る」ことを意識していかなければいけないと思った。あとはこれを持続することだけですね。
T様(サービスステーション/マネージャー)
声を出し、心と体で自分の殻を破れた。もっと参加したいと思った。セミナーを終えて、普段使っていない能を使ったので疲れました。気持ちは前向きになり、頭が少しすっきりした。
K様(サービスステーション/マネージャー)
自分を演じるということに最初ものすごく戸惑いましたが…最後には、割とすらすら話したり、演じていることに自分で驚きました。
O様(カフェ/店長)
感覚、体で覚えること。今まで体験したことがなかったのでとてもよかったです。演じる、キャラ設定をすればやりやすい。毎日、コツコツ発想も変えてチャレンジできそうです。
U様(サービスステーション/マネージャー)
自分の殻があることを実習で感じることができた。帰ってすぐ、使える部分は使って自分の力にしたい。明日のミーティングで早速実践します。